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住職の言葉


~ 5,南泉斬猫(なんせんざんびょう)~
坐禅の有名なお話に「南泉斬猫(なんせんざんびょう)」というお話があります。 中国の禅僧、南泉和尚はたくさんのお弟子さんがおられたのですが、ある時、その弟子たちが、迷い込んできた猫を囲んで東西に分かれて、猫に仏性があるかどうか(猫が仏であるかどうか)という大議論をしていると...
住職
2 days ago
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~4,喫茶喫飯(きっさきっぱん)~
坐禅とは、目の前のことそれきりしかない自分を知ることです。それは、自分が自分であると思っているものを全て捨てきることでもあります。 もうだいぶ前のことになりますが、静岡県掛川市の少林寺・井上貫道老師のところに坐禅の修行に行くことがありました。その道場では、30人ほどの人が...
住職
Apr 1
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~2,法眼指簾(ほうげんしれん)~
昔の中国の禅僧、法眼清涼文益(ほうげんせいりょうぶんえき)は、ある時、建物の中にいて、外の景色を見ようと思いました。弟子に下りていた簾(れん)を上げさせようと思って、まず簾を指差します。たまたま二人の弟子がそばに控えていて、その一人がまだ法眼が何も言わないうちに簾を上げてく...
住職
Jan 24
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~1,不思量底を思量する~
道元禅師の普勧坐禅儀の中に登場する「不思量底(ふしりょうてい)を思量(しりょう)する」という言葉を題材にお話をしたいと思います。 「不思量底を思量する」とは、「考えないことを考える」という意味になりますが、「心から離れてものを考える」と言ったらわかりやすいかもしれません。...
住職
Dec 27, 2024
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